わが家のオート・キャンプ小史⑨(スノーピーク・オフトン vs. モンベル・スーパースパイラル バロウバッグ)

2004年7月といえば、新潟で大きな水害があった時期です。
2004年7月13日を中心に、新潟県と福島県で起こった豪雨災害(水害)は、「7.13水害(ななてんいちさんすいがい)」とも呼ばれています。

12日夜から新潟県中越地方や福島県会津地方では非常に激しい雨が降り、栃尾市や下田村では総雨量が400ミリを超す記録的な雨量を観測しました。信濃川水系の五十嵐川や刈谷田川、中之島川の堤防が11ヶ所で決壊し、五十嵐川流域の三条市と刈谷田川流域の中之島町を中心に、長岡市、見附市など、広範囲で浸水被害が発生。この水害は、後に、激甚災害に指定されました。

天気図で確認。

天気図中の停滞前線は、時期的に見て、梅雨前線。確かに、新潟・福島付近を横断しています。

この年、夏休みのお泊りキャンプに向けて、近隣のアウトドア・ショップに、シュラフ(寝袋)を買いに行きました。先日、購入したテント・ランドブリーズ3が気に入っていた私は、同じメーカーのスノーピークのシュラフはないか? と店員さんに聞いてみました。

「スノーピークの商品は、しばらく入荷できません大雨・洪水の影響なんですよ」

アウトドア・メーカーの多くは、新潟本社があります。新潟の燕・三条地区には、昔から、スプーンやナイフなどの食器メーカーが大きく、いわゆる産業集積(クラスター)が形成されていました。これらの食器メーカーが、多角化の一環として、アウトドア製品の製造・販売を始めたのです。

① スノーピーク(新潟県三条市)
② ユニフレーム(新潟県燕市)
③ キャプテンスタッグ(新潟県三条市 ※会社名は、パール金属株式会社)

などは、いずれもこの典型。代表的なブランドです。

余談ですが、これらの企業は、たいへん「元気」です。たとえば、スノーピークは、中小企業庁の「元気なモノづくり中小企業300社」の1つとして、中小企業庁のHP

http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/monozukuri300sha19fy/3kantou/15niigata_03.html

にも紹介されています。
ネット上で「スノーピーククラブ」というコミュニティーを運営し、情報交換をするだけでなく、実際に顧客と共にキャンプを行うイベントを開催するなど、社員自身が全国に出向き、自社製品を使い、その顧客の声に直接耳を傾けています。「顧客の声」を徹底活用するこの試みは、経産省「IT活用型経営革新モデル事業」にも採択されています。
ホンダ、リコー、プラス、キヤノンらの日本を代表する大企業とともに、『日本、ものづくりの神髄―経営者12人の原点 (日経ものづくりの本)』にも紹介されています。

 

スノーピークのシュラフ・オフトンは、既存の山岳用シュラフと異なり、

① ダウンの入ったものでも、簡単に丸洗いできる
② 封筒型シュラフは、敷布団部分と掛布団部分が分離できる

など、斬新なアイディアが取り入れられており、大いに興味がありました。わが家の初お泊りを予定している那須リバーサイド・ガーデンを進めてくれた例の高校時代の友人は、このオフトンを所有。一度、借りたことがあるのですが、とても寝やすいシュラフです。


しかし、水害のために、商品の調達が困難とわかり、購入を断念。夏休みのお泊りキャンプに間に合わないおそれがあったためです。

「シュラフだったあ、モンベルが評判いいですよ」

お店の方が紹介してくれたのは、モンベルのシュラフでした。

このブランド「モンベル」は、当時から、アウトドアや釣りの世界では有名なブランドであり、私も耳にしてみたことがあります。

モンベルのシュラフは、#0~#7まで、8段階に分かれており、番号が若いものほど、厚く、重く、温かく、数字が大きくなるにつれて、薄く、軽く、涼しくなります。真冬の北アルプスなら、#0、真夏のオートキャンプなら、#7でよい…と、ニーズに合わせて、商品を選べるようになっていました(現在のモンベルは、#0のあとは、奇数番号のみに整理されています。偶数番号は廃番)。また、マミー型シュラフ(山岳用に作られているシュラフ)であるにも拘わらず、伸縮性の素材が使われており、シュラフの中で、かなり自由に足を伸ばせるという画期的な商品でした。

「春・夏・秋の3シーズンで使いたいのですが」

と、我が家の使用予定をお話しすると、

「では、#5がちょうどいいでしょう」

というアドバイスをいただきました。

こうして、我が家は、モンベルのシュラフ・スーパースパイラル バロウバッグ#5 の購入を決定。3シーズン用ですので、羽毛ではなく、化繊を選択しました。

シュラフ・スーパースパイラル バロウバッグ#5
【総重量】900g(本体重量:870g)※総重量はスタッフバッグも含んだ重量。
【特徴】保温性と速乾性を併せ持ち、メンテナンスの容易性と優れた快適性を実現。夏の縦走や秋冬のキャンプなどにも最適なモデル。
【快適睡眠温度域】6℃~
【使用可能限界温度】-2℃

新潟の大雨「7.13水害」の影響で変更になったシュラフ選び。しかし、結果として、よいシュラフに出会うことができました。このシュラフは、この後、実によく働いてくれました。現在も我が家の主力シュラフ。化繊ですし、手入れは楽ですから、一生モノではないかと思います。

いよいよ、初の夏休みお泊りキャンプの幕開けです。

<次回に続く>

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