南八ヶ岳縦走(まずは美濃戸で朝食を)

「そろそろ、5:30だよ」

おくさんの声で目が覚めました。まだ、頭は朦朧としています。夜更かしした罰ですね。

「どうする? 出発遅らせる??」

「いや、予定通りの時刻に行こうよ。今日はハードだからな。今、準備するよ」

飛び起きて、あわてて身支度を開始。

今回の縦走。もともとは最終日の月曜日をもっともハードな日程に設定していたのですが、

「先にきつい方(赤岳・横岳)から回った方が後(硫黄岳)が楽だよ」

の奥さんの意見を採用。確かに赤岳・横岳を最終日(月曜日)に残すと、下山も含め、かなりのハードな行程になります。最終的な帰宅時間も遅くなる可能性が出てきます。

そこで、コースをさらに変更し、いきなり、主峰赤岳を目指すことにいたします。

ただし、そうなると、2日目の日曜日(この日)がもっともハードになります。
美濃戸口から見ると、本来、時計回りに硫黄岳から登ろうと思っていたのを、反時計回りに赤岳をまずめざし、険しい横岳を抜けて、その日のうちに、硫黄岳頂上にほど近い硫黄岳山荘に到着しなければなりません。

コースタイムを単純に足し算し、休憩時間を加味すると、到着は16:00を回りそう。ぼやぼやしているわけにはまいりません。

痛風発作をだましだましやってきた私ですが、この日の朝、まだ痛みは残っています。
ですが、鎮痛剤のロキソニンが珍しくよく効き、足は80%程度の回復。まあ、いけそうです。

たとえるなら、ファースト・ガンダムの一年戦争終戦末期のジオン軍の未完成モビルスーツ

「ジオング」

並の出来上がりです。

もっとも、宇宙戦用に開発途上だったジオングと違って、

「足なんて飾りですよ」

とは参りません。なにせ、私は陸戦用ですので。

さて、もう一つ、今日は忘れてはならない朝の準備があります。

実は、バーナーのガス・カートリッジ(ガス・ボンベ)がほとんど燃料切れ。ところが、八ヶ岳山荘では、カートリッジの販売はしておらず、燃料問題が浮上したのです。行程上に訪れる他の山小屋に在庫がある保証もありません。

そんなとき、頼りになるのは、うちのクルマ。なにせ、トランクには、山のようにオートキャンプ・グッズが常設されているいるのです。

登山用のEPIのバーナーのガス・カートリッジがなくても、オートキャンプ用のユニフレームのバーナー(USトレイル)のガス・カートリッジ(巷で売られている家庭用のガス・カートリッジの缶です)ならたくさんあるじゃあないか…ということに気づいたのです。オートキャンプ用なので、バーナー自体はちょっと重いのですし、高山での低温にどこまで対応できるのか不安もありますが、なんとかなるだろうと、ザックに詰め込みます。

こうして、燃料問題はなんとか解決。
いよいよ、出発です。

そういえば、昨日、山荘に着いた後、ひょんなことから中学時代の懐かしい友人と電話で話しました。たまたまですが、彼は医師。それも泌尿器のご専門。痛風についてもいろいろ教えていただきました。ありがとうございます。来月、25年ぶりに酒を飲むのが楽しみです。

ええと…。25年前ということは、お互い、我々は未成年ということになります…が、まあ、野暮なことは言いっこなし。時効ということで<m(__)m>

八ヶ岳山荘のある美濃戸口は標高1,502m。
登山道は、八ヶ岳山荘の脇からスタートします。最初の目標は標高1,760mの美濃戸。ここで、朝食をとる計画です。

出発して50m。

「サングラスがない」

おくさんがあわてて、帽子にかけていたサングラスを落としたと主張。
戻ってみると、確かに、山荘前の道に落ちています。彼女自慢の登山用サングラス。紫外線から目を守るには必須のアイテムです(私は、8月に登った岳では、修理に出していたため、サングラスなしで登ったのですが、雲海のまぶしさで相当目を傷めました)。軽いのはよいのですが、とにかく、よくなくなる。帽子から落ちても気づきません。風が吹いただけで、机から床に落ちてしまいます。その点が唯一の欠点のようです。

美濃戸口から美濃戸までは、車高の高い4WDなら何ら問題なく通行できる車道です。我が家はクルマは車高も低く、2WDなので、無理かと思い、八ヶ岳山荘にクルマを置いて、徒歩で移動を開始。

しかし…

次から次へとクルマに追い抜かれます。それも、普通のセダンに(-_-;)

思っていたよりも道ははるかにまともで、オフロード用のクルマでなくても、全然問題なし。こんなことなら、乗ってくれば良かった…と夫婦でちょっと後悔です。いつも、ロープウェイがあれば飛び乗る我が家としては、

「クルマで行けるところを、なんで、苦労して徒歩で登らなければならないのか?」

と、忸怩たる思いを抱いていしまうのは、至極当然のことなのです。

美濃戸までの1時間、ゆっくりと

「自分たちので」

登っていきます。

美濃戸に着くと、すでにたくさんのクルマと登山者が集結。

ですが、我々は焦らず、ここで小休止。予定通り、朝食をとります。

この日の朝食は、すべて、ドライ食品とアルファ米。味気ないように感じるかもしれませんが、山小屋で毎食食べていたら、破産してしまいます(笑)

安いだけでなく、乾燥食品は軽いし、調理もお湯さえわかせばいいわけですから、なものです。

この日の朝食は五目御飯と味噌汁。繰り返しますが、いずれもお湯を注ぐだけです。
なかなかのお味…。期待値が小さいので、案外おいしいと満足しますよね。

我々が朝食を終えるころ、周囲にはもう誰もいません。もうみんな登りに行っちゃったんですね。それにしても、今年は出遅れることが多いなあ(笑)

重い腰をあげ、次の目標地点である行者小屋を目指します。地図によって表記が違いますが、2時間以上はかかるようです。

登山道は美濃戸でで2股に分かれます。北沢ルート(時計回り)と南沢ルート(反時計回り)。我々が目指すのは、南沢ルート。

分岐点で、下記写真を撮った直後、私たちは、あるアクシデントに見舞われます。

<次回に続く>

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