百聞は一見に如かず③

ここから先は、いわゆるネタバレなので、これからヤマトを見ようと思っている方は、飛ばしてください。

本来、主人公の古代進は、10代という設定だったと思います。これを中年のキムタクが演じるのは、確かに違和感はあります。
誰も

古代君

とは呼びません。

古代さん

です。

義妹いわく

「違和感あるよねえ」

同感ですね。やっぱり、古代は「君」でないとね。

森雪の設定は原作にはないエースパイロットの設定で、黒木メイサはめちゃめちゃ勝気な女性として描かれています。
原作での森雪に近い役割を果すのは、マイコが演じる相原です。色白だし、本来の森雪同様、控えめな女性。わりとぴったりです。もっとも、彼女の顔は好みではありませんがね。

地球防衛軍の藤堂司令長官は、伊武雅刀に演じてほしかった! 今や売れっ子俳優の伊武ですが、出世作の1つは原作版ヤマト。

「ヤマトの諸君」

のセリフで有名な、敵・ガミラス帝国の総統デスラーの声を担当していました。実は、藤堂長官の声も演じていました。二役だったんですね。当時のTVアニメではよくある話です。
今回は、橋爪功が演じています。

佐渡先生高島礼子が演じているのもちょっと違和感。義弟いわく、

「女性キャラを増やすための演出の1つ」

だそうですが、残念ながら高島さん出番が少なすぎ

どうせだったら、徳川機関長を演じた西田敏行佐渡先生役に持ってきたほうがずっと良かった気がします。沖田艦長の昔を知るの旧友・戦友の役割は、原作では、徳川さん佐渡先生2人だったと思うのですが、2時間半の実写版映画では、この役割は1人で十分だった気がします。

あ、ちなみに、アニメ版の「宇宙戦艦ヤマト・復活編」を2年ほど前に見に行きました(友人がチケットをくれたので)。そこでは、船医・軍医はやはり美人の大人の女性ですが、船医・軍医でありながら、ブラックタイガー隊のエースというむちゃくちゃな設定でした。敵が攻めてくると、白衣を脱ぎ捨てて、飛行機にのるのです。それよりはましな設定でしたなああ。

艦載機の名前。「コスモタイガー」ではなく、やはり「ブラックタイガー」と呼んでほしかったところです。しかし、実写版での艦載機「コスモタイガー」のデザインは、「さらば宇宙戦艦ヤマト」以降に登場するスマートなコスモタイガーのものではなく、第一作「宇宙戦艦ヤマト」に登場するブラックタイガーをほぼ踏襲したデザイン。これはとてもうれしかったです。原作通り「目」とか描いてくれるともっとうれしかったんですけどね。


古代の乗る特別な艦載機は、原作と同様、宇宙零戦「コスモゼロ」。これも、原作のイメージを踏襲したデザイン。ファンの心をつかみます。

もっとも、途中で

「形が変わる」

可変の設定については、

「マクロスのバルキリーかよ」
「いや、Zガンダムだな」

とつっこみたくなるような演出でしたなあ。でも、おもしろかった。

アナライザーも登場。声は原作通り、緒方賢一。

CGですからな。なんでもありです。

義弟いわく

「戦艦なんか作らないで、アナライザーを量産すればいいじゃないか」

というくらい強いし頼りになるロボットでした。キムタク古代の操るカプセル怪獣にような設定。昔やっていた洋物テレビドラマ「ナイト2000」に登場するスーパーカー「キッド」のような設定です。なんと、コスモ・ゼロの一部なんですよね、今回のアナライザーは。ただ、往年のファンが喜ぶであろうスカートめくりのシーンはありません。あしからず。

ヤマトの主砲は衝撃砲(ショック・ガン/ショック・カノン)と呼ばれています。原作では、波動エネルギーによるものだったと思うのですが、今回の映画では、

通常兵器

と呼ばれ、波動砲とは明らかに区別されていました。波動エネルギーによるものではないのでしょうなあ。

しかし、

通常兵器

とはね笑。ヱヴァンゲリヲンみたいですなああ。呼び方が。

さてさて。
見せ場の一つはなんといっても

艦首波動砲

ですね。


原作では、波動砲の登場は、木星上空の架空の大陸「浮遊大陸」を吹っ飛ばすのに初登場するのです。
九州沖から発信する際に、ガミラスが放った超大型ミサイルを吹っ飛ばすのは、

主砲(衝撃砲・ショックガン・ショックキャノン)

だったのですが、今回は、いきなりの

「艦首波動砲」

の登場。はじめから手の内をさらけ出します。

魔球の代名詞が

「大リーグボール」


必殺技の代名詞が

「スペシウム光線」


だとすれば、

「切り札」

という言葉にもっともぴったりくるのが、ヤマトの

「艦首波動砲」


です。それをいきなり使っちゃって。まったくもおお。という感じです。

原作で古代を演じた声優・富山敬さんが生きていらっしゃったら、高齢でいらっしゃるし、やっぱり、銀河英雄伝説末期のヤン・ウェンリーのように、

「うてえええええええ」

となったのでしょうね。

しかし。
GoogleIMEってすごいですね。「やんうぇんりー」と打つと、「ヤン・ウェンリー」と変換するですね。知らなかった…

2時間半でヤマトが実写版になるなら、5時間くらいで銀河英雄伝説も実写版にしてやってほしいところです。

昔、うっちゃん(内村光良)が、

「やってみたい役柄」

というインタビューに対し、

「だれも知らないと思うけど、銀河英雄伝説のヤン・ウェンリー

と答えていました。いいんじゃないの。

「銀河英雄伝説かあ…あたしはやだからね。ラインハルトウェンツ瑛士がやるのは笑」

と義妹。私も同感です。

<次回に続く>

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百聞は一見に如かず③ への1件のフィードバック

  1. おくさん より:

    私の中のヤンウェンリーは堺雅人です。 はまりだとおもいます。 声もぴったり。 うふふ

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