百聞は一見に如かず④

ここから先は、いわゆるネタバレなので、これからヤマトを見ようと思っている方は、飛ばしてください。

 

キムタクによる実写版宇宙戦艦ヤマト。正式には「SpaceBattleShipヤマト」というそうですが、当ブログでは、「実写版」で行こうと思います。

古代守が死ぬのは、原作では冥王星会戦。ですが、実写版では、なぜか、

火星での戦い」

ということになっています。どうして、このような設定変更が必要だったのかはわかりません。

戦死したはずの古代守は、原作では、イスカンダルで生きていたという設定で、弟と再会を果たします。松本零士の原作漫画では、古代守は、キャプテンハーロックになるんですよね。むちゃくちゃな設定ですね。

原作の冥王星会戦で、ガミラスからの降伏勧告に対し、沖田艦長

「『バカめ』と伝えよ」

と部下に命じるシーンがあります。残念ながら、これはカット。実写版にはありません。

イスカンダルから到着するカプセル。波動エンジンの設計図が入っています。原作では、イスカンダルの女王スターシアの妹サーシャが命を賭して届ける(不時着時に絶命する)のですが、これまた、今回はカット。古代があっさり見つけてしまいます。

義弟にいたっては、

ドメル艦隊出てこなかったね」

と、上映後に宣っていました。

ドメルとはガミラスの名将で、確か、あだ名は「宇宙の狼」。

実在の名将である砂漠の狐ロンメルをもじったものでしょうね。原作では、物語のクライマックスは、このドメルの艦隊との艦隊決戦なのです。といっても、ヤマトは1隻なんですがね。5隻で戦ったドメルのほうが負けちゃいます。もっとも、この時、ヤマトも相当なダメージを受けます。自爆するドメルの船(白い旗艦)のとばっちりをうけて、艦艇の第三艦橋が吹っ飛びます。この設定は実写版でも引き継がれ、第三艦橋をキムタク古代が見捨て、黒木森雪が撃ちぬくという苦悩の選択が描かれます。教訓として、「ヤマトに乗ってもよいが、第三艦橋勤務にだけはなってはいけない」ということを学ぶことができます。

銀河英雄伝説に登場する常勝提督ヤン・ウェンリーは、会戦における必勝の秘訣を

「少なくとも敵軍の6倍の兵力で決戦に臨むこと」

と言っていますからね。ドメルの5倍じゃあダメなんですよ笑。

ドメル艦隊との決戦を入れるとなれば、相当な長尺映画になります。古の名作映画「ベン・ハー」みたく、途中に休憩を挟まなくてはならなくなるでしょうね。

「そうすると、映画の長さは5時間くらい必要になるよな」

という結論に。今回の尺では無理です。

そもそも、2時間半の全編のうち、1時間以上は、太陽系からの離脱までが描かれ、その数分後に

イスカンダルだ!」
「長かった」

となるのです。すごい飛躍です。

もっとも、これはTV版の原作も、全行程の4分の1である、往路の中間地点バラン星付近(そして、七色星団)までの話がほとんど。残り数回で、ガミラス本星⇒イスカンダル⇒帰路⇒デスラー艦激突⇒地球に帰還 となるのです。原作は、視聴率が悪く、打ち切りでしたからね。

ガンダムもヤマトも、時代の先端を走り過ぎたために、低視聴率に喘ぎ、両者とも打ち切りに。そういえば、「エースをねらえ!」も過去に2度アニメ化されましたが、これまた、どちらも打ち切りに。名作とは、必ずしも、視聴率がとれるわけではないのです。

伊武雅刀が出ないんじゃなあ。やっぱり物足りないなあ」

と上映前に嘆いていた私ですが、この後、意外な演出にびっくりするのです。

<次回に続く>。

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