百聞は一見に如かず⑥

ここから先は、いわゆるネタバレなので、これからヤマトを見ようと思っている方は、飛ばしてください。

「さらば宇宙戦艦ヤマト」に登場する登場人物の斎藤始。新選組系の名前が多いヤマトの登場人物の代表例(初代艦長:沖田、二代目艦長:土方、三代目艦長:山南)。彼は、荒れくれ者の集団である空間騎兵隊の指揮官という設定でした。


今回は、最初からヤマトに乗艦。当初、空間騎兵隊は憲兵のような役割を果たしますが、途中から古代と和解していきます。

そういえば、原作で、空間騎兵隊がヤマトに乗ってくるのは、確か

「第十一番惑星」


これは、歴史的に惑星の数は増え続けていったことを鑑み、未来の世界においては、惑星の数が増えているのだろう…という設定から生まれた架空の惑星です。

しかし。
現実は違いましたね。
9番惑星である冥王星は、数年前に惑星の地位を失い、準惑星扱い格下げ
ヤマト放映当時には、まさか

「21世紀に入ると、惑星の数が減る

とは思いもよらなかったことでしょうね。

斎藤の死は、原作「さらば」を再現。真田さんとともに、敵基地中枢部を破壊するために、敵基地に残留。2人は犠牲になります。この点はGood。

でも、真田さんが死ぬときは、やっぱり、自分の盾となり続け、武蔵坊弁慶のように立ち往生した斉藤をいたわり、原作どおり、

隊長(空間騎兵隊隊長・斉藤のこと)、ありがとう…」

と礼を述べてから、死んでほしかったです。残念〜。

沖田艦長佐渡先生の別れも、実写版では

佐渡さん、ありがとう」

でしたが、原作では

佐渡先生…ありがとう」

やっぱり、ここは変えちゃいかん…と思います。はい。

原作で、古代沖田艦長が酒を飲み交わすシーンがあります。今回の実写版でも再現された地球との最後の交信のシーンです。原作のTV版では、たしか、この交信シーンだけで1話分あるんですよね。ドンパチなし。そりゃあ、低視聴率に陥りますよね。子どもにとってはつまらないですよ。ただし、人間ドラマとしてはなかなかのものなんですけどね。脚本すごいですよねえ。

話を戻します。沖田古代2人が酒を呑むシーン。沖田艦長が一升瓶の日本酒をコップにつぎ、それを飲み干します。このとき、沖田艦長の小指が立っているのです。

「男の中の男。沖田艦長の小指が立つシーン」

として、「トリビアの泉」でも紹介された名シーンです。

今回は、この再現がなかったのが残念。

「さよおならああ、必ず帰ってくるからな」

というエンディング・テーマ『真っ赤なスカーフ』を思わせるセリフは、この時、天涯孤独であり、他のクルーと異なり、地球への交信相手のいなかった沖田古代が、この日ばかりは艦内に居所がなく、艦長室で酒を酌み交わしながら、地球に告げる挨拶です。たしか、このまま、『真っ赤なスカーフ』につながり、エンディングへ… 泣けますねえ。

先日、私が、八ヶ岳で、泊まれなかったオーレン小屋に向かって

「さよおならああ、必ず帰ってくるからな」

と叫んだのは、このシーンの再現だったのです。

<次回に続く>

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