「109対0」③

高校生の頃大好きだった「スクールウォーズ」。

「109対0」や「イソップの死」に比べるとファンが少ないこちらのシーンをご紹介しましょう。

番長の水原と取っ組み合いの末、ねじ伏せた滝沢先生。

ずぶ濡れになった水原を自宅に呼び寄せ、優しく介抱します。心を閉ざしていた番長・水原も、滝沢先生に心を開いていきます。

「なんだ、お前まだそんなに寒いのか?よし、じゃこれ飲めよ。飲めるんだろ」

(ブランデーを湯飲みに注ぐ滝沢先生。すごい。すごすぎます。今やったら、クビですね。)

「先公がこんなことしてもいいのかよ」
「ばれたら(クビ)これかな?」
「変わった先公だぜ」
「気付け薬だよ。でも一杯だけだぞ。いいから飲めよ」
「コイツは効くぜ」
「生き返ったか?」
「ああ・・・。奥さんどうしたんだよ。出かけてるのか?」
「ああ、ちょっとな」
「先生よぉ、ラグビーって面白いのかよ」
「あぁ面白いな」
「何がそんなに面白いんだよ」
「そうだな。まずラグビーは団体競技の中でも一番人数が多いんだ。ひとチーム15人だからな。その15人が心を一つにして戦うところが面白いな。それから、ラグビーは格闘技だ。身体と身体をぶつけ合って相手を倒すには勇気がいる。臆病者にはラグビーは出来ないな。それからこのボールだよ。こいつはな、一度地面に落ちるとどっちに転んでいくか誰にもわからん。このボールを自分のものにするためには、諦めないで最後までこのボールを追っかける執着心が必要なんだよ。途中で諦めた奴のところには、決してこのボールは転がってこないな。もう風呂沸いてんだろ。狭いけど一緒に入るか。どうしたんだよ。恥ずかしがることないだろ」
「俺・・・ラグビーやっとけば良かったかな」
「水原・・・」
「先生、俺、俺よぉ・・・」

泣き崩れる水原。そこにはもう少年院帰りの番長・水原の姿はなかったのです。

ううむ。こうやって活字にしているだけで、涙がこぼれてきますね。

ちょっと顔を洗ってきます。

「こいつは効くぜ!」

って感じです。

<次回に続く>

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