理想の音を求めて③

今回、秋葉原で久しぶりにその存在を思い出し、

「やっぱり、いいなあ」

と思ったスピーカー。
それは、イタリアのSonus faber(ソナス・ファベール)というメーカーが作っている「MINIMA Vintage(ミニマ・ヴィンテージ)」というスピーカーです。

こちらは工芸品のような美しさで、もうずいぶん前から存在するモデルです。
一度は自宅リビングに置いてみたい逸品ですが、まあ、お値段が高すぎるのです。
円高の影響でだいぶん安くは手に入るようですが、それでもねえ。
こいつを買うなら、天体望遠鏡全部処分しないとね。Canonのカメラもね笑

このミニマ。

折角の機会なので

「買わないよ」

と断った上で、視聴。

たしかによい音です。隣にあった弟機種であるTOY(トイ)とは格段の差。まあ、もっともTOYでも手が出ないのですが。

たしかによい音なんだけど、えらく硬い。

「硬くないですか?」

「硬いと思いますよ。まだ、箱から出して1か月の展示品ですから」

「え? 新製品なんですか?」

「いえいえ。震災の時に、売り場のスピーカー、全部棚から落ちてだめになっちゃったんですよ。ですので、新たに1台ずつ、展示品を取り寄せたんです」

聞けば納得ですが、驚きました。
膨大な数のスピーカーが棚から落ち、売り場はめちゃめちゃだったそうです。
東京・秋葉原も実はたいへんだったんですね。

というわけで、ミニマは断念。断念どころか、候補にも入っていません。

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