今回、秋葉原で久しぶりにその存在を思い出し、
「やっぱり、いいなあ」
と思ったスピーカー。
それは、イタリアのSonus faber(ソナス・ファベール)というメーカーが作っている「MINIMA Vintage(ミニマ・ヴィンテージ)」というスピーカーです。
こちらは工芸品のような美しさで、もうずいぶん前から存在するモデルです。
一度は自宅リビングに置いてみたい逸品ですが、まあ、お値段が高すぎるのです。
円高の影響でだいぶん安くは手に入るようですが、それでもねえ。
こいつを買うなら、天体望遠鏡全部処分しないとね。Canonのカメラもね笑
このミニマ。
折角の機会なので
「買わないよ」
と断った上で、視聴。
たしかによい音です。隣にあった弟機種であるTOY(トイ)とは格段の差。まあ、もっともTOYでも手が出ないのですが。
たしかによい音なんだけど、えらく硬い。
「硬くないですか?」
「硬いと思いますよ。まだ、箱から出して1か月の展示品ですから」
「え? 新製品なんですか?」
「いえいえ。震災の時に、売り場のスピーカー、全部棚から落ちてだめになっちゃったんですよ。ですので、新たに1台ずつ、展示品を取り寄せたんです」
聞けば納得ですが、驚きました。
膨大な数のスピーカーが棚から落ち、売り場はめちゃめちゃだったそうです。
東京・秋葉原も実はたいへんだったんですね。
というわけで、ミニマは断念。断念どころか、候補にも入っていません。