理想の音を求めて⑧

結婚してしばらくたったころ、愛用のsansuiがおかしくなりまして、ヤフオクで代替アンプを購入しました。

ヤフオクではじめて買ったのが、

「SONY TA-F333ESXⅡ」

つまり、学生時代に買えなかったアンプの後継機種です。私が購入したのはかれこれ10年近く前ですが、それでも、発売から15年くらいは経過しており、ちゃんと鳴るか心配でした。
しかし、心配ご無用。よくなってくれました。

で、2年くらいして、ほとんど値段が変わらないなら…ということで、上記333を売っぱらって購入したのが、発売当時333の上位機種であった

「SONY TA-F555ESXⅡ」

です。
荷物が着いてあまりの重さにびっくり。
なんと30キロあります。
ひとりでは持てず、奥さんに手伝ってもらって設置しました。
死ぬかと思うほど重かったです。
その分、音は良かった〜
今は実家で母がCDを聞くのに使っています。「音が良い」と母もお気に入りのアンプです。そりゃあそうですよ。
天下のSONYのフラッグシップ・アンプにして、SONYのESアンプ史上最大の重量を誇る(確か、後継機種はやや軽くなりましたからね)とてつもないアンプですからねえ。
こんなアンプでCDを聞いている70代女性はそうはいないと思います。

さて、お気に入りの「SONY TA-F555ESXⅡ」を処分してしまった理由は、リモコンがない…という点にありました。
テレビ・サイドで日々使用することを考えると、リモコンのないアンプというのはちょっと不便です。
本当は、リモコンのないアンプのほうが音がいいんでしょうが、まあ、ここは妥協。

そこで、「SONY TA-F555ESXⅡ」の3世代くらい後に出た、

「SONY TA-F555ESA」

を購入。これも2万円くらいだったと思います。色は黒ではなく。ゴールド(当時、ヤフオクで購入した、SONYのレーザーディスクプレイヤー「MDP−999」がゴールドだったので、それにそろえました)。
これまた重い。25キロはありますね。
この555シリーズは、「ナナキュッパ」よりもワンランク上のシリーズで、発売当時の定価は128,000円くらいだったと思います。前述したとおり、SONYのプリメイン・アンプのフラッグ・モデルでした。

というわけで、555ESAは、現在も我が家のリビング・ルームの中心に設置されています。

アンバランス形式のアンプが市場から姿を消しつつある現在、SONYのアンバランス・アンプは貴重な存在。
スピーカーはDALIに変更しましたが、アンプは代替機種の予定が立ちませんね。
大切に使うことにいたしましょう。

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理想の音を求めて⑦

もっともスピーカー・マトリックス方式に興味がなかった頃(大学1年生だったと思います)、バイトして最初に購入したアンプはSANSUIでした。型番は

「Sansui AU-α607」

初代αシリーズの一番安いタイプです。
いわゆる「ナナキュッパ」アンプ(定価79,800円を中心とした価格帯のアンプ)の代表機種です。当時のライバルは、「SONY TA-F333ESX」「ONKYO Integra A-917」「DENON PMA-780D」等、SONY、ONKYO、DENON、PIONEER、Technics(松下)、KENWOODの同価格帯機種でした。SONYが欲しかったんですがねえ。値引額が小さいので、手が出ず。
大学の生協で安売りされていた「Sansui AU-α607」を購入。確か、あの日も、家まで持ってきました。重さ15キロくらいあったと思うのですよ。当時の「ナナキュッパ」はとにかく、重要競争だったから。

長岡さんが

「重いアンプは音がいい」

ってなことをおっしゃっていたので、戦争が始まってしまったわけです。

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理想の音を求めて⑥

なんでも、DALIはDENONが輸入窓口になっているそうで、アンプとの相性もよいそうです。
いずれ、今のSONYのアンプが壊れたら、DENONにしようかなあと思い、年のため、あることを聞いてみました。

「DENONのアンプって、アンバランスですよね。スピーカー・マトリクス接続できますよね」

「あ、ちょっと待ってください。お調べします…」

スピーカー・マトリクス接続は、我が家のサラウンド方式です。
いまどき誰もやっていないと思いますが、私はかたくなにこの方式をとり続けています。
文字で説明するのは難しいのですが、いわゆるリア・スピーカーを2台設置し、アンプとちょっとかわった回路で接続すると、リア・スピーカーからは、左右の差信号だけが出てくるのです。差信号が強調されるということは、音に立体感が出ます。絵や写真でいうと、輪郭が強調されるようなイメージです。
高度なサラウンド技術(【例】5.1方式、7.1方式、9.1方式等)を搭載した最新のAVアンプを使わず、昔ながらのオーディオ・アンプ1台でできるサラウンド方式ですが、音が自分の周りを駆け巡ったりはしてくれません笑

話が長くなりましたが、そのスピーカー・マトリクス方式をとるためには、最近流行りのバランス・アンプという形式のアンプはダメで(やったら、壊れちゃいます)、アンバランス・アンプでなければなりません。

私の記憶では、DENONのアンプは、アンバランス形式だったので、大丈夫ななずでした。

ところが、

「お客さん、以前はバランス形式だったのですが、現在は、普及価格帯のPMA-390SE-Kを除き、中級機種以上はすべてアンバランスになっています。スピーカー・マトリクスは無理ですね。」

ありゃま。これは残念。店員さんの話だと、さまざまなサラウンド方式が出まわるように成り、スピーカー・マトリックス希望者は激減(もともと少なかったと思うのだが、さらに激減。絶滅危惧種のような扱いです)。結果として、メーカーも、アンバランス・アンプを継続的に作るのはやめているそうです。

ちなみに、SONY、ONKYO、DENONなどは、昔からアンバランス方式を採用し、スピーカー・マトリクス方式の結線は可能でした。
有名所では、SANSUIのアンプは、すべて、バランス方式を採用。よって、スピーカー・マトリクス方式の結線はできません。

私が、いつかは手に入れたいアンプの筆頭は、SANSUIが30年ほど前に世に出した不世出の名機「AU-α907i MOS Limited」という機種です。当時26万円くらいの機種で、とても学生が買えるものではありませんでした。
今ならヤフオクで10万円を割った物が手に入りますが、それでも、今日まで購入しなかった理由は

「バランス方式」

を採用していたからです。

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理想の音を求めて⑤

実はお店で視聴している際には、ちゃんと、DENONの高級アンプを通して聞いていました。
テレビにつけてみたのは、

「よいスピーカーなら、テレビに直接付けてもよい音で鳴るかなあ」

という好奇心。
残念ながら、私の予想は外れ。
LX-11EXやLiverpoolD-200Ⅱなどよりも、アンプを選ぶスピーカーのようです(この2つでは、そこそこ鳴っていました)。

スピーカーが変わると、音が変わるのは、おそらく誰にでもわかりますが、アンプの違いというのは、慣れないとなかなかわからないものです。
今回の秋葉原ショッピングでは、アンプについても比較視聴してきました。
スピーカーをDALIに固定し、デンオンの売れ筋アンプ3つ(売価で3万円台のPMA-390SE-Kと、6万円台のPMA-1500SE-SP、10万円超のPMA-2000SEの3種類)を切り替えながら、聴き比べてみたのですが、3万円台のPMA-390SE-Kはすぐにわかります。他の2機種に比べると、薄っぺらい感じがします。

でも、他の2台は、はっきり違いがわかりません。ブラインド・テストだったら、絶対、答えを間違えます。
ということは、もし、私がアンプを買い換える場合、最高でも売価6万円台のPMA-1500SE-SPで十分ということになりますね。

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理想の音を求めて④

ソナス・ファーベルのコーナーに長居すると辛いので、店員さんに連れられて移動。

ワーフデール、ロジャース、パイオニア、後なんだっけかな、ドイツのメーカー…いろいろ視聴しましたが、結局、最後の最後に聞いたDALIに決定!

重いけど、電車で持って帰ってきました。ここがブックシェルフのいいところ。1台4キロで、左右2台で8キロですからね。なんとか持って帰れるわけです。

自宅に着いたら早速開封です。

最初に、pioneerのプラズマ・テレビPDP-507HX(50inch;写真はカタログのモノなので、「脚」が銀色ですが、うちのはOptionの「黒」に変更。かつ、画面下のスピーカーはとっぱらっちゃって、モニターのような形で使用)に直接付けてみました。テレビ背面につなげてあるスピーカー・ケーブルを、テレビ付属のスピーカーからはずし、DALI Mentor(メントール)に接続します。
スピーカー端子も立派。ちゃんとお金がかかっています。LS−11とはちょっと違います。

で、肝心の音を出してみると…

ぜんぜんダメ。なんじゃこりゃというレベルです。

「やっぱり、アンプ通さないとダメかあ」

結線変更。
アンプを介して、スピーカーを鳴らしてみることにします(もちろん、最終的にはそうするつもりだったんですがね。テレビの付属アンプの非力さを思い知らされました)。
我が家の現在のアンプは、

「SONY TA-F555ESA」

バブルの頃のSONYのプリメイン・アンプのフラッグシップ・モデルです。

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理想の音を求めて③

今回、秋葉原で久しぶりにその存在を思い出し、

「やっぱり、いいなあ」

と思ったスピーカー。
それは、イタリアのSonus faber(ソナス・ファベール)というメーカーが作っている「MINIMA Vintage(ミニマ・ヴィンテージ)」というスピーカーです。

こちらは工芸品のような美しさで、もうずいぶん前から存在するモデルです。
一度は自宅リビングに置いてみたい逸品ですが、まあ、お値段が高すぎるのです。
円高の影響でだいぶん安くは手に入るようですが、それでもねえ。
こいつを買うなら、天体望遠鏡全部処分しないとね。Canonのカメラもね笑

このミニマ。

折角の機会なので

「買わないよ」

と断った上で、視聴。

たしかによい音です。隣にあった弟機種であるTOY(トイ)とは格段の差。まあ、もっともTOYでも手が出ないのですが。

たしかによい音なんだけど、えらく硬い。

「硬くないですか?」

「硬いと思いますよ。まだ、箱から出して1か月の展示品ですから」

「え? 新製品なんですか?」

「いえいえ。震災の時に、売り場のスピーカー、全部棚から落ちてだめになっちゃったんですよ。ですので、新たに1台ずつ、展示品を取り寄せたんです」

聞けば納得ですが、驚きました。
膨大な数のスピーカーが棚から落ち、売り場はめちゃめちゃだったそうです。
東京・秋葉原も実はたいへんだったんですね。

というわけで、ミニマは断念。断念どころか、候補にも入っていません。

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理想の音を求めて②

壊れてしまったメイン・スピーカーKENWOOD LS-11EX。


数年前にヤフオクで2万円くらいで購入したものです。
娘と「のだめカンタービレ」の映画を観ている最中、どうも、音がとぎれとぎれになるのに気づいたのですが、ウーファーではなく、ツイーターがいかれてしまったようです。
伝説のオーディオ評論家・長岡鉄男先生絶賛の名機だったのですがね。20年以上前の製品ですからねえ。
今まで中古のスピーカーしか買ったことのない私ですが、今回は職場から近い秋葉原でまじめに視聴しつつ、新品を選んでみました。
聞いたことのないメーカーだと思います。DALIというデンマークのメーカーのスピーカーです。10種類以上聞いてみて、最後の最後にもう1つだけ聞いてみたのがこれ。

「!」

これこれ。こういう音のスピーカーがあるなら最初から推薦しなさいよ…といいたくなるほど、私の好みにあったスピーカーでした。

① 横幅20センチ以内(JBLをはじめとする仰々しいスピーカーはダメ)
② 分解能が高いこと(イギリスのモニター・スピーカーみたく、雰囲気だけの甘ったるしスピーカーはダメ)
③ 人の声がきちんと再生されること(逆に低音ガンガンである必要はなし)
④ デザイン的に納得出来るものであること(一応、リビングに置くので、あまり編チクリなんなデザインは嫌)
⑤ トールボーイは不可(スピーカー・スタンドに置くタイプが視覚的に好き)

上記5つの条件を見事にクリア。

しかし、本当に…

「小さい」

めちゃめちゃ小さいですね。ウーファーの口径は10センチですよ。10センチ。
長岡鉄男がその昔、スワンという10センチフルレンジ・スピーカーを考案し、自作スピーカーの代名詞となったことがありますが、普通はメーカーが作りたがりません。

私はスピーカーはあまり変更する方ではなく、今までにも、DJのモニター用に購入したBOSE101をのぞけば、

① ONKYO Liverpool D200/同D200Ⅱ
の場合、16センチ


② KENWOOD LS-11EX
でも19センチ

でした。小型ブックシェルフが好きな私でも、

「10センチ」

というサイズは記憶にありません。
一歩間違えば、

「安物か?」

と誤解してしまうような商品です。

しかし、そうではありません。
作りはしっかりしています。加工や調整は、デンマークの職人さんが1つ1つ行ってくれるそうで、エンクロージャーも美しい。

しかし、

「小さい」

ですね。
その小ささに似合わず、音は立派。
点音源に近いからでしょうかね。たいそうな音場感です。これぞスピーカーの教科書のような鳴り方です。
そもそも、JBLみたく、

「俺はここにいるぞ。なんか文句あるか」

的なスピーカーから音がガンガン出ても、

「当たり前」

じゃあないですか。意外性がない。

「え、あんな小さいの? あれがメイン・スピーカーなの?」

とか

「え? あそこから音が出ているの?」

といったお客さんの表情こそおもしろい。いやいや、それ以前に、私がおもしろいのです。

珍しく、下調べもしないで、お店でいきなり購入…となったスピーカーですが、他のどんな機種よりも、魅力的でした。

ああ。正確に言えば、もう1つ、欲しかったスピーカーがあります。

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